起動用FDDが必要な人の日記

不安障害を持つ筆者が不安を文字にすることで心の安定を図る過程を客席から見ててください。

デエビゴ(レンボレキサント)を服用した感想

 薬剤変更 (フルニトラゼパムをレンボレキサントに変更) から半年たったので、飲み 心地等を報告しようと思う。


 私の症状としては入眠困難に加えて早朝覚醒があり、短時間作用型だけでは不十分で ある。以前は短時間作用型としてゾピクロンを服用し、加えてフルニトラゼパムを数年 間服用していた。

 フルニトラゼパムは睡眠の維持について奏功したが、日中の眠気がひどいという欠点があった。フルニトラゼパムの前はブロマゼパムの服用時間を就寝前にずらしたり、エスタゾラムレボメプロマジンの少量投与といった薬剤を試すも、エスタゾラムはほとんど効き目がなく、レボメプロマジンは逆に服薬の翌日に立ち上がれず、ことごとく自分に合わなかった。

 フルニトラゼパムは日中の眠気の副作用はあ るもののレボメプロマジンよりましであった。昼間の眠気に耐えかねて薬剤変更を主治医に訴えたところ、レンボレキサントに変更になった。
 レンボレキサントを評価すると6/10である。 及第点といったところである 。減点理由は新たな副作用が生じているためである。
 レンボレキサントの効果は、悪くない。効果発現時間はフルニトラゼパムとほぼ同時 か若干早い。服用から1時間弱である。眠気の出方はゾルピデムに似る。不安や緊張が なくならず眠気が来て起きるのが辛くなっていく。フルニトラゼパムは、ベンゾジアゼ ピン最強格であるから不安の低減も同時に起こるが、レンボレキサントにそんなものを 期待してはいけない。

 一方で、 フルニトラゼパムの長期服用で耐性と依存が出ていると思っていた私が、初 日から問題なく眠れたのだから優秀である。フルニトラゼパム離脱症状も目立って出 ておらず、誠にスムーズな切り替えであった。
 翌朝への持越しは有るが、起きれないほどではない。日中の眠気もあるが、不安が取 り去られていない分注意力への影響は軽微のようだ。

 

 レンボレキサントの副作用で最もつらいのは熟眠感の欠落と悪夢であった。営業担当 に殺される夢を何度も見た。うなされて目覚めたときは非常に辛い。フルニトラゼパム にあった抗不安作用が無いためである。

 薬の効果が切れてない状態なので身動きが厳し いことに加え、動悸と強い不安で押しつぶされそうになっている。

 

 ただし、フルニトラゼパムの眠気の副作用と天秤にかけたとき、 レンボレキサントが勝った。

レキソタン(ブロマゼパム)を服用した感想

  現在は副作用によりロラゼパムになっているが、一昔前に5年くらいブロマゼパムを常用していた。これから服用されるメンタルヘルス初心者と向精神薬大好きっ子に向けて、飲むとどうなるのかをお伝えしていく。

 

 ブロマゼパムは構造式の中にあるピリジン環が強烈な第一印象をたたき出す。フッ素やら塩素付きはよくあるが複素環!?となる。あのピリジン環のおかげで代謝産物の活性が無いらしく、抜けが良いらしい。

 

 眠くならないという評判は割り引いた方が良い。

 眠い。非常に眠くなる。朝に5mg飲むと仕事に支障を来すレベル。大学生の頃は1日3回5mgのんでもけろっとしていたのに、年を取ったものだ。

 

 不安は、適度に治まる。適度になので、私のような不安障害罹患者は1日15mgでも不安が治まらない。

 

 寝る前服用で翌朝に若干残るくらいの残効性。

 

 5年間で効き目が弱くなったと感じたことはなかった。

 

意見への反対の際に対案が必須であるとの意見について

  何か自分と違う意見に対して反対を表明することは多々あるが、時折、対案を用意しろとの言葉が飛んでくることがある。

 

 なるほど。対案がないと議論の糸口が見つからないというのは一理ある。

 

が、私は、反対表明に対案は必須ではないと考える。

 

極端な例であるが、

「これから、ユダヤ人は残らず殺害する。」

との意見が出されたとして、反対をするには対案を用意しなければならないのだろうか。

 

 私は、意見に反対する際に対案を用意しない場合がある。

 

 

世界の見え方

 「四六時中不安というお前の感覚が分からん」

 

 知り合いにそう言われたので、

 

「24時間365日お化け屋敷を一人進んでいる感覚だ」

 

と答えた後で、なかなか的を射た表現じゃないかと自画自賛した。

 

 殺されることはない、と分かっていてもお化け屋敷を進むのは怖い。心臓が苦しくなる。胸にピリピリしたものがこみ上げてくる。それが日常生活に起こっている。

 

 抗不安薬はお化け屋敷の電灯のスイッチだ。若干ではあるが周囲を見渡すことができるようになる。しかし不安は完全には治まらない。

 

 抗不安薬を飲めば不安はたちどころに消えるのだろうと思っている健常者は意外と居るようだけれども、実際はそんなことはない。

はしがき

 不安障害との付き合いは、かれこれ20年となった。20年前に治療開始したときは、来年には生きていないだろうなと思っていたが、どんな因果か、いまだに生きている。

 

 ベンゾジアゼピン抗不安薬の服用歴も20年目である。調子がいい日は飲まないこともあるが、基本的に毎日飲む。多分一生飲むことになりそう。

 

 このブログは服用体験談にもなりそう。